乳酸菌生成エキス研究室乳酸菌生成エキス研究室
腸博士・藤田紘一郎先生に聞く腸たいせつな話
2019/05/27
No.2 ≪腸内細菌とアンチエイジング≫

シミ、しわ、たるみも「腸内細菌」が解決!

あなたの腸内はきれいですか? このような問いかけをするのは、アンチエイジングの本当の近道は、「腸内細菌」を大切にして、腸内環境をよくすることだからです。

腸がいきいきと元気であれば、肌や髪を美しく保つことができます。シミ、しわが増えるのは、細胞を傷つける活性酸素が攻撃をするせいです。腸内細菌が元気に活躍している状態にあれば、その活性酸素を退治してくれるのですが、腸内バランスが崩れていると、肌の細胞はじめ、体のいろいろな細胞がこの活性酸素によって傷つけられてしまいます。

活性酸素が活発であるため腸内細菌のはたらきが抑制され、シミ・しわの原因となる

活性酸素は、体が酸素をエネルギー源として利用したときに発生する、いわば産業廃棄物のようなもの。紫外線、タバコ、などの環境因子のほか、ストレスや激しいスポーツをしても体内で発生します。活性酸素は酸化力が非常に強いので、細胞を酸化させ傷つけ、老化を促進させます。この活性酸素は、私たちの大切な腸内細菌を減らず最大の要因でもあります。

若々しくツヤある肌のためには、代謝を促すビタミンB群や、コラーゲン生成を助け、活性酸素の攻撃を抑える抗酸化作用をもつビタミンCが必須です。特にビタミンCは女性ホルモンの生成にも影響しています。

ただ、これらのビタミン類は、ヒトの体内ではつくりだすことができません。食べ物の栄養分をもとに「腸内細菌」によってビタミン合成がなされているのです。また「腸内細菌」は冷え性の解消や、重力にあがなう筋肉への働きかけも行うので、肌のたるみを抑えることにも貢献しています。

ネズミを使った実験では、若いネズミの腸内細菌を老いたネズミに移し替えたところ、老いたネズミが若返った報告があります。若さや美容の秘訣は、「腸内細菌」を増やして腸内環境をよくすることだと断言できます。

profile

藤田 紘一郎(ふじたこういちろう)

藤田 紘一郎(ふじたこういちろう)

藤田 紘一郎(ふじたこういちろう)

東京医科歯科大学名誉教授、医学博士。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。マラリア、フィラリアなどの免疫研究のかたわら、「寄生虫体内アレルゲン」、「ATLウイルスの電線経路」の発見など多くの業績をあげる。また免疫学を下敷きにしたユニークなエッセイストとしても活躍。著書に『笑うカイチュウ』(講談社・科学出版賞)、『清潔はビョーキだ』(朝日文庫)、『腸内革命』(海竜社)、『病気にならない乳酸菌生活』(PHP文庫)、『腸で寿命を延ばす人、縮める人』(ワニブックス)など多数

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